チーム「Link∞UP」は日本と北米の‘愉快で有益な’「マウンテンライフ」情報を日本と英語圏において共有をすること。 その生活を‘一生懸命楽しんでいる人達’のコネクション強化を図ることを目的に活動しています。 日本や北米でのマウンテンライフについて情報の欲しい方や私達に興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

2016年11月29日火曜日

Vol.48 Working Holidayはじめました。

どうも、ボブです。
10月いっぱいは日本に帰っており、久しぶりに会う友人と毎日良く飲みました。
登っては飲み。語っては飲み。飲みにけーしょんジャパン。
にしても皆よく飲むな~身体大丈夫なのか~と感心しました。
でも一番飲んでのは僕だったみたいです。やっぱり日本酒があるとだめですね。笑

そして11月からまたカナダはキャンモアに戻ってまいりました。
これから一年はワーホリとしての滞在なので働く事も出来ます。
てことで山田先生の紹介あって、キャンモアのレストランで働きはじめました。
週に3日ほどですが、キッチンでサラダを盛っております。
サラダを盛らせたら右に出る者はいなくなりました。

ワーホリとして入国してからは様々な手続きがありました。もしこれから来る人が
いればこれらの事を効率良く済ませられればと思い、今回は入国してやっておくべき
ことを備忘録としてまとめておきたいと思います。
題して『Working Holidayはじめました』

①住所と銀行アカウント
項②では必要ないですが、③と④、銀行アカウントには必要です。
車の契約にも主な使用場所によって保険料が変わる為必要です。
住所を証明する意味で、銀行アカウントの証明書を必要とされます。
まずは住所を。完全バムの人は、、住所を借りる?(何も言えません)
※家を探すなら
・http://www.jpcanada.com/
・http://www.kijiji.ca/h-banff-canmore/1700234
・FBページ『Bow Valley Home Finder』

②Social Insurance Number(S.I.N)
個人ナンバー的なものです。働く際には登録上聞かれます。
ワークビザなしでの労働が可能な場所以外では聞かれるでしょう。
要るもの:パスポート、ワークビザ
申請場所:Service Canada Centre (即日発行)
※Service Canada Centre の場所はグーグルマップで検索を。

③Alberta health services
医療機関での医療が無料で受けられる(但し眼科や歯医者には適応されません)という素晴らしいサービス。
とりあえず入まっておきましょう。B.C州で同様のサービスが適応あるかは分かりませんが。
ただし、こっちの病院で3時間待ちは普通らしいです。安全第一・健康第一。
要るもの:パスポート、ワークビザ、銀行アカウント情報(住所を証明する為)
申請場所:Registory
※Registory の場所はグーグルマップで『Registory』で検索を。
ちなみにキャンモアのRegistoryでは対応しておりませんでした。
カルガリー・バンフでは可能。
④Drivers License
日本の国際運転免許証があれば大丈夫?なのかもしれませんが、車の保険屋から
必要と促され、取得しました。日本の免許書は没収されます。有効期限は2年
日本の免許証があれば法律上は運転しても大丈夫ですが、日本の免許証は全て日本語。
ライセンスの種類と期限、生年月日だけは英語併記にしてくれれば、、
せめて西暦で書けば事足りそうな気がします。
要るもの:パスポート、銀行アカウント情報(住所の証明)
     日本の運転免許証と英語訳 ※1
申請場所:Registory
費用:25$くらい
※1:英語訳は日本領事館で作成してくれます。申請して一週間後にまた取り行かないといけないので国内で出来るならやっておいた方がベスト。22$とられました。

⑤英文の無事故証明書
車の保険の等級の引き継ぎが可能で、日本で長年(安全に)運転してこられてた方は
これをもって来るといくらか保険料がやすく済むかもしれません。
無事故証明書の取得方法は2種類あり、日本で加入している(A)自動車保険の保険会社から取得するか、(B)自動車安全運転センターという機関に発行してもらことができます。
(自動車安全運転センターに発行してもらうのは無事故無違反証明書か運転記録証明書)
(A)については電話のみでの対応が多く、海外に居ても郵送してくれますが、(B)については各地の機関で無いと発行できませんので、日本でやっておく必要があります。
(A)と(B)、両方の機関から取得しておくのがベストです。

ひとまず手続き的な事はこんなものでしょう!
ふぅ~ ぐび。



楽しい冬がはじまりました。安全に楽しんでいきましょう。
(ビーコン鳴ってますがね!)

以上、ボブでした。 

2016年11月21日月曜日

Vol47. カナダでオススメのスタイル ”ツアリングロッジ”っていくらかかる?

ツアリングロッジに行けばこんな雪も普通です
過去10年で一番良い雪のコンディションの11月を迎え、既にがっつり滑っている秋山が今回のブログを担当します。

私の冬シーズンは、11月スキーパトロール、12-4月 スキーガイディング、5月スキーパトロールと約7ヶ月滑ります。スキーガイディングの仕事はやはり雪がしっかりつかないと中々難しいのですが、2005年から始めたスキーパトロールの仕事がシーズンを長くしてくれているので助かっております。

カナダでのパトロール業務も今後触れていきたいトピックですが、今回のブログのテーマは、ずばり”ツアリングロッジ”。過去のブログで、キャットスキーベースキャンプ型スキートリップスキートラバースを紹介してきましたが、このツアリングロッジスタイルのバックカントリースキーはもかなりのオススメです。

ツアリングロッジとは?
ヘリコプターでしか入山できない、標高2000m付近にあるロッジに宿泊しながら、自分の足で登りながら周辺の山々を滑るスタイル
標高2000mの山奥にこのようなロッジがあります
ツアリングロッジ特徴
ツアリングロッジでのバックカントリースキーは、近年カナダで非常に人気が上がっていて、人気のあるロッジは予約困難。あるロッジは自分もお客さんのために予約しようと、2016年4月に2017年度分を問い合わせましたが既に満室! なんと2018年度もほぼ満室で予約取れませんでした。なので2018年3月末に別のロッジを予約しましたが、このような人が世の中にたくさんいるので、2018年分もどんどん埋まっている程です。

そんなロッジですが、何が良いのでしょうか?下記に特徴を並べていきます。
  • ツアリングロッジのメッカ、ブリティッシュ・コロンビア州には30位上のロッジが点在
  • ヘリでしか入山できないので、付近に一般スキーヤーがいなく山全体を貸し切ることができる
  • 入下山にしかヘリを使用しないので、ヘリスキーやキャットスキーに比べて価格が安い
  • 標高の高い場所にロッジがあるので、常に良い状態の雪を楽しむことができる
  • 快適なロッジライフ
山を貸し切る。これはカナダでしかできません

ツアリングロッジツアー注意点
  • ヘリのフライトスケジュール
    ツアリングロッジへは通常1週間に一度しかヘリが飛びません。例えば日曜日にフライトが予定されているロッジの場合、日曜日に入山し、日曜日に次の入山者が入る時に下山することになります。つまりロッジに7泊! カナダに来るのに1日、帰るのに時差の関係で2日間かかってしまいますので、最低でも9泊11日の行程が必要になります。これは少し日本の休暇事情からすると厳しいですね。そんな時は、グループでヘリをチャーターして好きな日に入下山することも可能です。10名も集まればそんなにコスト増にはならないですね。
  • 予約金
    宿を抑えるに予約金が必要です。しかもそのお金はキャンセルしても帰ってこないので、行くと言ったらかならず行く覚悟が必要ですね。予約金は総額の20-50%が必要となります。
  • 早めの予約
    特徴でも書きましたが、人気のあるロッジは1年以上前から予約しないと取れません。しかも人気上昇により年々その傾向が強まっています。
  • 天候不順でのヘリが飛ばないリスク
    入山の時に飛ばない場合は1日ロッジステイが減るだけなので、しょうがないと言えますが、下山日の際には日本への帰国スケジュールによっては大問題になります。なので、1日下山後に余裕があるのが望ましいですね。

ツアリングロッジツアーサンプル行程
私も自分の仕事でロッジを予約して、ツアーを組んでいますが、よくある行程をサンプルとして紹介します。

Day1 成田空港からカルガリーへ、その後ゴールデンという町に移動(約4時間)
Day2 ロジャースパス周辺で足慣らしバックカントリー
Day3 ヘリにてロッジに入山
Day4-6 ロッジを起点としがっつりバックカントリースキー
Day7 ヘリをチャーターし下山、バンフに移動して宿泊
Day8 予備日
Day9&10 カルガリーから成田空港へ、日付変更線を超えるので次の日に成田着

これで約10日間の行程になりますので、日本の現役サラリーマンの方にも優しい行程ですね。

ツアリングロッジにかかる費用は?
さーこんな素晴らしいツアリングロッジですが、一体いくらかかるのかが気になるところですね。
ロッジは高級ロッジから簡易ロッジまで費用はロッジによって異なりますが、一般的にはロッジ部分だけで2200-2500ドルは費用になります。
日本から参戦の場合は、これに日本からの航空費(冬だと10-15万)、カルガリーからゴールデンまでの移動費、前泊、後泊費用、バンフから空港までの移動費がかかるので、全部で約50万弱ぐらいにはなってしまいますね。

50万円は安い金額ではないです。ただ、ロッジを借り切って、山を借り切って周辺を仲間だけで滑る。こんなスタイルができるのは実はカナダだけです!

オススメのツアリングロッジ
カナダにはたくさんのツアリングロッジがありますが、下記ロッジが中でもオススメですね。

Golden Alpine Holidays社のセンチュリーロッジ
  • 5年ほど前に建て替えたので非常にきれいなロッジ。インターネットもはいり、電源も充電可能。水とお湯も蛇口から出るのが嬉しい豪華なロッジです。付近の滑る場所も森林限界上からツリーまで楽しい地形がたくさんのロッジ
センチュリーロッジではオーロラもでました!
見える斜面全部滑ります、はい 

Golden Alpine Holidays社のビスタロッジ、サンライズロッジ、メドウロッジ
  • 上記センチュリーロッジと同じ会社がもう3箇所経営しています。センチュリーと違って残りの3つは比較的簡素。でも2名1部屋の個室があり(最大12名)、快適さはあります。水は湖から組む必要があるので、節水が少し必要ですね。滑るエリアは問題なし!
ビスタロッジの夕焼け
Sorcerer(ソーサー)ロッジ
  • かなーり人気のあるロッジ。豪雪で有名なロジャースパスの更に北に位置しているので、長いシーズン楽しめます。ロッジ自体は2階建てでゆったりとした作りになっています。氷河が付近にたくさん残っているので、氷河スキーも楽しめます。
ソーサーロッジの中、ゆったりくつろげます

氷河が多いのがソーサーの特徴
Vulkyer Adventuresのヒルダロッジ
近年人気のあるレベルストークから南に1時間半行った場所からヘリ入山するロッジ。ロッジ自体はできて5年ほどしか建っていないので、綺麗です。インターネットも入るのが嬉しいですね。トイレも館内、シャワーもサウナもあります。滑る地形も急な斜面からゆるい斜面まで様々なレベルのスキーヤーに対応します。
ヒルダロッジ内観
ヒルダロッジの夕焼け

 ミスタヤロッジ
上記のロッジが全部セルカーク山脈に位置するのに対し、こちらはロッキー山脈。
夏の間観光客で賑わう、アイスフィールド・パークウェイから見える山々の真裏にあるロッジです。ロッキーのほうが雪は少ないのですが、山々が大きく氷河も多く残っているので、圧巻の景色の中でスキーを楽しむことできます。
ロッジ自体も水力発電により電気が来ているので、電気製品も使用できインターネットもはいります。サウナも最高、トイレも館内にあります。
ミスタヤロッジ内観
山がでかいのがロッキーの特徴
これ以外にも、Sol Mountain Lodge、Purcell Mountain Lodge、Whitecap Alpine、Bernie Glacier Chaletなどなどなど、たくさーんあるので、ロッジを一つずつ廻るのも楽しいかもしれませんね。

私のイギリスのお客さんも10年間ぐらい来続けて多くのロッジを体験されています。

ということで、日本にはないスタイルのバックカントリー。
ツアリングロッジの紹介でした!